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宝篋印塔

宝篋印塔

宝篋印塔は「一切如来心秘密全身舎利宝篋印陀羅尼」を納めた石塔です。この塔は七宝塔とも言われ無量の功徳を内在していると信仰されています。塔は大日如来の姿の象徴であり、経典には「この塔を礼拝供養する人は、これまで犯した罪が未来永劫に亘って消滅し、現世に生きている私たちの苦を無くし長寿をもたらす」と説かれています。

当山の宝篋印塔は、高さが4メートル強の大きさで、素材は宗祖と縁の深い四国の高知県で産出される庵治石です。庵治石でこれほど大きなものはありません。またこの塔には書写した宝篋印陀羅尼の経文を納めるのが一般ですが、当山の宝篋印塔は住職が悉曇文字で手書きをした陀羅尼を篆刻いたしました。これも他にはない珍しいものです。

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