ホーム
歴 史
境 内
年間行事
曼荼羅美術館
教室/会
ミュージアムショップ
本の紹介
地 図
リンク
More
染川英輔 1987年 880ミリ×560ミリ 絹本着色 軸装
世界に普く現れ、仏の慈悲と理知を顕して人びとを救うとされる普賢菩薩は、両部曼荼羅のなかにも描かれていますが、単独で描かれる場合には、蓮華座を乗せた白象に結跏趺坐して合掌する姿で描かれます。女性を意識した像造が歴史的にも広く行われてきた普賢菩薩ですが、染川英輔の普賢菩薩もまた女性を想起させ ます。さらに、淡い色調によって深い慈悲を湛え、きめ細かで端正な筆致によって理知を漲らせた、傑出した出来の普賢菩薩であると言えます。