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参道脇の筆子供養塔
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筆子供養塔
参道脇に建てられた小さなお堂のなかには筆子供養塔が安置されています。この供養塔は、かつて観蔵院に寺子屋があったことを示すもので、供養塔としては練馬区で最も古く、歴史あるものです。供養塔は二基残されており、ひとつには「宝暦十二年(1762)・筆子中」、もうひとつには「文化五(1808)」と刻まれています。筆子とは、今で言う生徒のことで、供養塔は筆子たちがお世話になった師匠の菩提を弔うた めに建立したものです。明治6年の調査では、練馬区には16の家塾があったとされています。この供養塔は、観藏院が地域の教育の中心となり、文化の発展に 寄与していた事実を物語っています。
また、筆子供養塔脇には仏の智慧(般若)を象徴する文殊菩薩像が新たに安置されました。
奉納された絵馬
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絵 馬
絵馬は祈願、または報謝のために奉納する絵入りの板絵です。当山では、かつて寺子屋が存在した歴史にちなん で、子どもたちの才能が伸びやかに育つことを願い、「ふれあい文殊」「弘法大師像」「文房四宝」「寺子屋風景」の4種類の絵馬を用意しています。絵は観蔵 院両部曼荼羅を描いた染川英輔の描きおろしです。祈願成就後の絵馬は、筆子供養塔脇に奉納されます。
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